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Style 21世紀×Deaf×INFP

自由なき人生など、惨めなものだ - Andrew Hamilton

聴覚障害者・難聴の男性が健聴の女性と付き合うための恋愛論

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聴覚障害持ちのあなたが、健聴のとある女性に恋をした。あなたは「あの人と付き合いたい!」と考える。しかし、すぐに聴覚障害が、男女関係を発展させるうえで大きな足かせになることに気が付く。

圧倒的無力感に打ちひしがれ、枕を濡らすしかできない聴覚障害者♂諸君のために、聴覚障害の♂が健聴♀と付き合うための恋愛論について書いていく。

 

 

まず最初に、聴覚障害♂と聴覚障害♀とでは、健聴者と付き合うハードルが圧倒的に違うことを告げておく。聴覚障害♂が健聴♀と付き合うのは、聴覚障害♀が健聴♂と付き合うより、何十倍も難しいことなのだ。なぜなら、世にいる99%の男は、女性に選ばれる側だからだ。

女性が「男友達」として男性に求めるものは意外と少ない。あなたに人格的な問題が無ければ、快くあなたの耳に配慮してくれるだろうし、良き友達でいてくれるだろう。 

しかし、付き合うとなれば話は別だ。女は徹底したリアリストになる。女性が「交際相手」として男性に求める条件は非常にシビアだ。健聴♀が、障害持ちのあなたを彼氏にする理由など、どこにもない。

 

しかし、健聴♀を好きになってしまったならば、あなたは様々なコンプレックスを乗り越え、意中のあの子に見初(みそ)められなければいけない。

 

初めに言っておこう。健聴♀にモテる聴覚障害♂は存在する。例えば私だ。健聴の彼女はもちろん、留学時は、英語を母国語とする外人の彼女もできた(帰国前に別れたが)。そんな私が、この記事を作成した。聴覚障害者♂が、健聴♀を落とすために。

 

※この記事では、恋愛テクニックよりも、健聴♀から見て、聴覚障害♂のあなたが魅力的な男性になるためのコアポイントをまとめた。
※健聴♀のみならず、聴覚障害♀と付き合いたいと考える聴覚障害♂にとっても、参考になる部分は多いだろう。

 

 

まず最初に抑えておくべきこと

まず、聴覚障害♂が、健常♀にアプローチをするにあたってボトルネックとなるものをはっきりさせよう。言うまでもないが、それはコミュニケーション能力だ。

 

心理学的に、女性は耳で恋愛する傾向が強い。しかし聴覚障害の♂は、コミュニケーションで女性をリードするのが難しい。男女関係を発展させるうえで、致命的な欠点を抱えている。会話という点において、聴覚障害♂はどうしても、男としての魅力に欠けるポジションに収まらざるを得ない。つまり、会話で遅れを取ってしまう分、ほかの面でリードしなくてはいけない。 

 

にもかかわらず、リードするどころが「耳の聞こえない僕を支えてください」という心理状態の男性が本当に多い。あなたがその子を好きになった理由が「障害含めて、自分のことを理解してくれそう」である場合、98%あなたの恋は実を結ばない。

 

女は基本的に、「相手と良好な関係を築きたい」という性分を持つ。 「わたしに何ができる?」「手話教えてくれないかな?」といった健聴♀のコメントは、ほとんどの場合、障害に配慮できる優しい自分に酔っているだけだ。決してあなたへの好意からではない。聴覚障害♂諸君は、ここを勘違いしてはいけない。(余談だが、女性は、好意のある男性の前では、その人のことを根掘り葉掘り聞くようになる。その人の趣味、恋愛歴、価値観など、耳のこと以外に強く関心を持つ。)

 

優しいあの子に恋をした状態のなにが問題なのだろうか。その子に守ってもらう立場に溺れきっていることだ。牙をもがれた狼状態であることが問題なのだ。もし、あなたが女性ならば、支えてもらう気満々のヤツと将来を一緒に考えていけるだろうか。

 

男の役目は、女を支えることだ。男の役目は、女の心のよりどころになり、守ることだ。それが男の宿命だ。障害があろうと、なかろうと、この宿命から逃げた男が、意中の女性をゲットすることはない。

 

聴覚障害♂は、ときとして「健聴の女性との会話に慣れよう」「会話で勝負できないならば、性格、包容力、自分の人生観で勝負しよう」などと考え、上っ面だけのアピールに走りがちだ。しかし、あなたという人間に男性的魅力がなければ、いくらアピールしたところで、女性は「コイツ、必死だなぁ」としか感じない。

 

では、聴覚障害者である♂は、どのようにして男としての魅力を女性にアピールするのか。それはずばり「生命力」だ。

 

聴覚障害者♂にとっての生命力とは?

 

まず最初に伝えておかなければいけないこと。

 

「難聴のことで苦労した経験」

 

 これは生命力のアピールにならないということだ。


障害を自分なりに乗り越えたことを好きな人に話したくなる気持ち、よく分かる。しかし、冷静に考えよう。聴覚障害♀ならば、自身の経験から、あなたの苦労に共感できるだろうが、健聴♀に苦労話をしたとしても「へぇ、辛い思いをしたのね。」と無難な感想しか抱かない。障害者というだけで、弱弱しいイメージを持たれるのに、そのイメージを覆すどころが、「難聴のことで苦労した経験」を語ることで劣性遺伝子であることを相手の頭に刷り込んでどうするのだ。

 

 

さて、ここでひとつ問いかけをしたい。

Q.健聴♀にモテる聴覚障害♂とモテない聴覚障害♂、両者の違いはなにか?

 

考えてみてほしい。

 

回答例:聴覚障害が軽度、ルックスがかっこいい、自分に自信がある、包容力がある、etc..

 

上のように考えた人、きっといるだろう。ほぼ正しい。しかし、上記は聴覚障害者♂がモテるためのもっとも重要な特徴を捉えていない。

 

以下、モテる聴覚障害者♂に共通してみられる特徴について書いていく。

 

耳が聞こえないというハンディキャップは、青年期のアイデンティティ確立に大きな影響を及ぼす。青年期の聴覚障害者は日常のなかで、「耳が聞こえない」自分を強く意識する。「聞こえないことが私の個性なの?」「聞こえない人間=私なの?」と真剣に悩みだす。しかし、そんな悩みに答えられる人が周囲にいない。

 

モテない聴覚障害者♂とモテる聴覚障害者♂の分岐点は、ここからはじまる。

 

モテない聴覚障害♂は、耳のことを理解してもらうよう周囲に働きかける。聴覚障害者同士でつるみだす。己の境遇、社会を恨み、悲劇の主人公を演じだす。

 

モテる聴覚障害♂は、とある時期から自分の障害について考えることを止める。夜泣きする赤ちゃんが、泣いてもお母さんが来てくれないと分かるないや夜泣きを止めるように。耳が聞こえないことについて考えるのをやめるかわりに、「耳が聞こえない」こと以外に、自分を説明できる何かを作ろうとする。

 

そして、モテる聴覚障害者は、なんらかの秀でた分野を作る。

例えば、下記のような強みだ。

  • スポーツ、創作活動で実績を残す
  • 高学歴
  • 大手企業勤務
  • 語学堪能
  • 高度な専門技術を持つ

など、、

 

聴覚障害者が秀でた分野を持つと、周囲は反射神経上の予想外を感じる。耳が聞こえない事が重荷にならない分野で実績を残したとしても、周囲はやたらと驚いてくれる。というより、ほかの聴覚障害♂がヘタレすぎるため、あなたがちょこっと実績を残すだけで「耳が聞こえないのに~できるなんて、すごいね!」と周囲は感動する。そして周囲は、あなたに興味を抱く。あなたと仲良くなり、あなたの人生観に触れたいと思う。

 

「実績」は、世の中のどんな饒舌な「苦労自慢」「人生語り」よりも力強く人の心に届く。「実績」ほど、生き様を雄弁に語るものはない。生命力とは、実績を残そうとするあなたの生き様そのものだ。

 

モテる聴覚障害者は、自分の魅力を下げているはずの聴覚障害が、人を感動させ、自分の魅力を何倍にも引き立てるスパイスに変わることに気付いている。

  

そして、このことに気付いている人は顔つきが違う。耳が聞こえないこと以外で、自分を表現できる喜びと自信に満ちている。「女は余裕(≒包容力)のある男が好き」とよく言うが、余裕とは秀でた分野、強みを持つ人にしか備わらない。というより、頑張って頑張ってしているうちに、ほかの悩みがどうでもいい風に思えてくる。これが余裕になる。

 

まとめると、「なにかしらの分野で実績を残し、聴覚障害者のイメージを良い意味で利用できる人」が、難聴者であってもモテる人であり、生命力のある人、ということだ。

 

 

耳が聞こえないことを良い意味で利用できる人は、「耳が聞こえないのに~ができるなんて、すごいね!」と思ってもらうための努力を欠かさない。「耳が聞こえないのに~」という、差別にも聞こえる発言内容に、いちいち傷付かないレジリエンスを備えている。自分の強み、人が驚く心理、感動するツボ、などを徹底的に熟知し、磨き上げている。世間が「耳が聞こえなくて可哀想」と思ってくれていることを、狡猾に利用する賢さを持っている。生命力のある聴覚障害♂とは、身体障害という苦悩から自立している人とも言い換えられる。

 

勘違いしてほしくないのだが、モテそうな分野で天才になる必要はない。また、実績を残せない才能0の人は諦めろというわけでもない。実績を残そうと努力すること、自分の才覚を信じることに意義がある。そして、どんな人間でも才能0ということはありえない。実績をひとたび作ろうと行動すれば、あなたのオーラはキラキラしたものになり、結果は必ず出る。周囲も、あなたの生き様をすぐに理解する。一生懸命生きている人は、どうしたって目立つし、かっこいいのだ。実績を残そうと頑張りだすだけで、その子と付き合えることだって十分にある。つべこべ言わず、生命力を開花させろ。障害に依存するな、自立しろ。

 

 

内面や外面、トークスキルを磨く必要はないのか?

 

もちろん内面、外面、トークスキルも大事だが、それら以上に「生命力」が重要だと断言する。内面をどれほど磨いても他の男よりも魅力的な存在にはなれない。なぜなら、性格の悪い人はほとんどいない。また、女は「女性に好かれるための上っ面だけの性格の良さ」を見抜く。外面についても、あなたよりもかっこいい人などいくらでもいる。トークスキルなど、聴覚障害♂は、健聴♂とは鼻から勝負にならない。

 

世の中の男は、女に好かれるために、こぞって内面、外面、トークスキルを磨く。あなたが今更これらを磨いたところで、レッドオーシャンに片足突っ込むだけだ。

 

しかし生命力のある男は少ない。障害を乗り越え、成果を残すバイタリティのある雄は、ほかのオスより眩しく映る。あなたに生命力があれば、あなたの性格や外見は10倍増しに良く見える

もっと言うならば、実績を残そうと努力する過程で、あなたの内面、外面、トークスキルは嫌でも磨かれる。 モテる内面とは、実績を残そうと戦い抜いた者から醸し出される「余裕」だ。モテる外面とは、結果を出した者特有の「自信」が滲み出た面構えだ。あなたの実績に魅力があれば、相手から会話を成立させてくれるため、トークに困ることもない。 

繰り返すが、すべては生命力から始まるのだ。 「生命力のアピールしやすさ」という点において、聴覚障害♂は健聴♂よりも、優位的な立場にある。世間は、聴覚障害者というだけで、10の成果を100くらいまで評価してくれる。「聴覚障害者なのに○○が出来るなんてスゴいね!」というストーリーを勝手に作ってくれる。聴覚障害♂こそ、誰よりも実績にこだわるべきなのだ。

 

あなたは障害者かもしれない。しかし、あなたは障害者であるよりも先に、名前を与えられた一人の人間であるはずだ。あなたはあなただけの強みを磨き上げ、女性を落とさなければいけない。そして、耳が聞こえないことはあなたの強みの一つだ。このことが分かれば、障害者のあなたが健常者よりモテることだってある。浮気で騒がれている乙武さんがいい例だ。乙武さんがなぜモテるのか分からない男は、なぜ彼がモテるのか一度分析してみるべきだ。

 

 

Q&A

 

Q1. 聴覚障害♂が健聴♀とのトークで気を付けるべきことは?

相手の話に合わせようとしすぎるな。聴覚障害者は会話を正しく理解するのが難しい。相手の話を理解し、共感しようとしても、ズレたレスポンスをしてしまいがちだ。これは非常にマイナス。また、はっきり言わせてもらうと、聴覚障害者の話は全く面白くない健聴者は、聴覚障害者が一生かけても到達できないほどのトークスキル、会話の世界観を磨き上げている。

以上の理由から、健聴♀との会話は、背伸びせず、自然体で対応したほうがいい。もしあなたに男性的な魅力があれば、女性はあなたとの会話に面白さを求めず、コミュニケーションをとること自体に重きを置くようになる。逆に、あなたに魅力がなければ、トーク面で気を付けることはない。なにをしたってフラれるからだ。(余談だが、モテる女ほど、話を合わせてくれるタイプの男に飽きている。)

 

Q2. 人より秀でた分野、モテそうな趣味が無い

上でも書いたが、人は天才になれる分野を一つは必ず持つ。あなたが小さい頃から、ずっと取り組んできた分野にヒントがある。すでに得意分野があるならば、工夫しよう。工夫は、自分の頭を使うから工夫なんだ。あなたはこの世で完全にオリジナルな存在だ。「~をすればいい」という答えはない。

例えば、ゲーム。ゲームはモテない趣味だ。しかしここで、もし私がゲームプロ並みならば、wiki攻略サイトを作る→広告費で稼ぐ、Youtubeにプレイ動画を上げる等、ビジネスにつなげようとする。自力でお金を生むのも立派な生命力アピールだ。

 

Q3. 聴覚障害♂がモテるための(生命力を身に着ける)特効薬はないか?

新しい環境に飛び込もう。趣味サークルに参加することからでもいい。起業でもいい。キャバクラでもいい。いままでの自分が踏み入れたことのないような場所にどんどん進出しよう。たくさんの失敗を積み重ね、世界観を広げよう。おすすめは、語学留学だ。聴覚障害者は英語ができないと考えられがちだ。しかし、カタコトでも英語が話せるようになるだけなら割とできるようになる。「聴覚障害者なのに英語が話せる」というだけで、女があなたを見る目はガラッと変わる。女はグローバルな男が大好きだ。

 

Q4. 健聴♀を好きになってしまい、耳のこと含め、自分に自信がなくなった

そのやるせなさ、よくわかる。しかし、自分のことを徹底的に嫌いになって初めて、男は大きく成長することを知っておこう。その無力感は急成長できる千載一遇のチャンスなのだ。無力感を行動エネルギーに転換し、自分が輝ける分野を必死で探し出し、時間とお金のすべてをつぎ込もう。一刻も早く成果を残さなければ、あの子はほかの男に取られると自分にプレッシャーをかけよう。

なお、その子と付き合えるかどうかは考えないほうがいい。女の心はコントロールできない。あなたにできることは、彼女にふさわしい男になるために、ひたすら自分を磨くことだけだ。ちょっとしたテクニックになるが、好きな子に「俺は、あなたのことが好きだ。だから、俺はあなたに相応しい男になるべく努力する。好きになってくれとは言わない。ただ、俺の成長を見ていてくれ。」と告げるのは非常に効果的だ。女は、「自分のために健気に頑張る男」というストーリーが大好きだ。あなたの頑張りが本物であれば、意中の女はあなたにクラッといくだろう。

 

Q5. フラれた or 好きなあの子とほかの男が付き合ってしまった

残念だが、彼女はあなたを自分にふさわしいパートナーと認めなかった。それだけの話だ。その子を留まらせることができなかった自身のふがいなさを呪おう。何度も泣いていい。同じような過ちは二度と繰り返すまい、弱い自分とは決別してやる、と己のプライドに誓うのだ。

次に出会う女性には最高の自分を披露できるよう、自分を磨き上げよう。自分をフッたあの子と再会するとき、全く新しい自分を見せられるよう、自分の潜在的な魅力を開花させよう。

一つ言えることがある。あなたから見ても魅力的な男性は、その魅力を身に着けるまでに幾多の女の影がある。男は女に泣かされて、雄になっていく。

 

 

Q6. 聴覚障害♂が外面、内面を磨くとしたらどういうところを磨けばいいのか?

どの恋愛ハウツーにも載っている当たり前のことをきっちりこなそう。健聴♂とやるべきことは変わらない。

【外面】 服は、おしゃれ過ぎないよう、シンプルにまとめろ。アクセサリは時計以外つけるな。靴にはこだわれ。髭と眉毛は剃れ。髪は定期的に切れ、美容院だぞ。体を鍛えろ。姿勢はまっすぐ。箸は正しく持てるようになれ。動作はキビキビ、話すときはゆっくり話せ。鏡の前で表情の練習をしろ。最後に、堂々と振る舞え。

 

【内面】 善とか優しさとか抽象的な価値観を磨くより、行動と結果にこだわるマインドを磨け。自分に酔いしれるな、相手が自分に酔えるように働きかけろ。ほかの健聴と積極的にかかわり、健聴の世界観、価値観を学べ。テレビで面白いボケとツッコミを覚えろ。気遣いは絶やすな、ただし過剰になるな。「ありがとう」「ごめんね」をはっきり伝えろ。苛立ちは隠さなくてもいいが、言葉にするな。本を読め。時間と約束は守れ。最後に、笑顔を絶やすな(非常に難しいことだが)。

 

 

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