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自由なき人生など、惨めなものだ - Andrew Hamilton

あらゆる問題を解決するワイルドカード的アプローチ

f:id:yRy:20160506233336j:plainphoto credit: Juntos via photopin (license)

 

数千万年もの間、深い森の中で暮らしていたチンパンジー。氷河期になり、エサ激減のあおりを食らった一部の個体が、群れを追い出され、ジャングルからサバンナに生活圏を移した。彼らが人の祖先である。

餌が少なく、気候もジャングルより苛酷なサバンナで、いかに生き延びるか、我々のルーツはまさに問題解決から始まった。*1

  • 自分を客観視するためのメソッド
  • 問題のコアを把握するためのフレームワーク
  • 最短で最大の成果を発揮するためのプロシージャ(手続き)
  • 問題を解決した人のレポート
問題を解決したいという想いが強いほどに、人は、世の中に氾濫した問題解決アプローチを懸命に調べ、学び、実行し、結果に落胆する。


我々はいつまでそのようなことを繰り返しているのだろう。我々はそろそろチンパンジー時代から続けてきた、問題解決アプローチを発展させるべきだ。

 

チンパンジー時代から続けてきた問題解決アプローチとは、「じぶんがしっくりするやり方を継続する」「上手くいっているのやり方を真似る」の2点だ。

この2つの問題解決アプローチは、多様性のとぼしいチンパンジー世代において、精錬されたノウハウを次世代に継承し、意思決定を迅速に行いうる統制された組織を構成するうえで重要な役割を担った。

 

チンパンジー世代の問題解決アプローチが、これでもかというくらい刷り込まれた我々は、「じぶんがしっくりするやり方を継続する」「上手くいっているのやり方を真似る」の2つのやり方を、意志エネルギーほぼ0で行えるようになった。

 

しかし、この問題解決アプローチは、みんなと一緒にウホウホ言って腰を振っていればよかった数千万年前とは比べものにならないほど、個々体の多様化・複雑化が進んでいる今の時代にマッチしているとは言い難い。


さて、私がこれからお話しする問題解決のワイルドカード的アプローチは、現代ならばではの問題すべてに威力を発揮する。能力の問題、人間関係の問題、心の問題、病の問題、将来の問題、家庭の問題 etc

 

また、真剣に問題に悩み、解決に取り組んでいるほど効果がある。*2


さて、問題解決アプローチの内容を述べる前に、真理をひとつ。
これをお伝えしないことには、何も始まらない。

 

問題が現れるのは、あなたの価値観・方法論が「自然の法則」からズレているところのみだ。(言い換えると、あなたの価値観・方法論が「自然の法則」と一致している部分に、問題は現れない。)

 

つまり、「あなたを悩ませる問題」が生まれ、すくすくと育つ絶対必要条件とは「あなたの価値観や方法論が間違っている(自然の法則からズレている)こと」である。

あなたのやり方や考えがクソだから問題が生まれ、あなたのやり方や考えが明後日の方向に行けば行くほど、問題は深刻になっていく。

 

わかるだろう。

これまで通りの考えや解決手法で問題が生まれてしまったのに、

これまで通りの考えや解決手法で問題を無くせるわけがない。 

上で言う、これまで通りの考えや解決手法とは、チンパンジー時代から続けてきた問題解決アプローチである。「じぶんがしっくりするやり方を継続する」「上手くいっているのやり方を真似る」である。

 

「私のやり方の全部が間違っているとは思えない!」というチミへ。

いい加減に気付こう。 

長年、やってきた方法で効果が出なければ、そのやり方は間違っているのだ。他大勢にとっては正しいやり方でも、成果が出なければ、それはあなたにとって間違ったやり方なのだ。

 

納得感だの、周囲の方法の真似だの、「チンパンジー流 問題解決アプローチ」にこだわるから、いつまでたっても問題が解決できない。

 

さて、ここまで書けばもうお分かりだろうが、
ワイルドカード的問題解決アプローチを発表しよう。

 

ワイルドカード的問題解決アプローチの内容とは、

❝ あなたが避けてきた考え、やり方をもとに問題解決を試みる ❞

もっと簡単に言うと、

❝ あなたがやってこなかったことをやる ❞

である。 

 

実にシンプルである。

しかし、効果は絶大だ。なぜなら真理に従っているからだ。

この問題解決アプローチは、生存本能に逆行した問題解決アプローチである。そのため、実行するまでに莫大な意志エネルギー、勇気を必要とする。頭では分かっても、誰でもできる手法ではない。チンパンジー時代の名残として、ヒトはみんな「問題を解決すること」自体よりも、方法論や自分の納得度を優先するようプログラムされているのだから仕方ない。

 

しかし、なんとか意志エネルギーをかき集め、これまで避けてきたことを一回実行してみてほしい。

「みんなのやり方(上手くいっているやり方)を真似ず、していて楽しくないこと(むしろ苦痛なこと)をやる」を実行すれば、周囲のやり方や自身の納得度ほど問題解決の参考にならないものはないことが嫌でもわかるだろう。

 

 

我々は「周囲・偉人の知恵」「自分の考え・価値観」を過大評価しすぎている。そして、「自身の経験」過小評価しすぎている。

「このやり方では解決できなかった」というあなたの経験が、問題解決における最も信頼性の高い情報である。あなたの経験を反転させるだけで、問題解決に向けた行動指針が得られる。ヒトは自分の経験を活用しなさすぎる。 

 

だいたい奇跡が起きたという体験談に共通していることは「いままでやってきた方法を見直し、継続したら、奇跡が起こった」というものばかりだ。破天荒なことができる人しかお金持ちになれないのも、いままでやってこなかったことをやるからだ。単純な問題解決アプローチには、笑ってしまうほどの効果がある。

 

行き詰まったときは、ぜひ「いままでやってこなかったことをやる」というアプローチを思い出し、実行してほしい。

 

いままでやりたくなかったことをやりつづけていると、なぜかやりたくないことをやるのが好きになる。その域に達したら、あなたに解決できない問題はなくなる。 

 

 

ワイルドカード的問題解決手法を用いたケースメソッド

    1. (問題) 英会話教室に通っても、英語を話せない
       ⇒避けてきたことは、単語の暗記、品詞・文法の理解⇒実行

    2. (問題) 理想の恋人と出逢えない
       ⇒避けてきたことは、自分の好み以外の人と付き合うこと⇒実行

    3. (問題) 人間関係がうまくいかない
       ⇒避けてきたことは、相手の顔色を無視すること⇒実行

    4. (問題) 何をやっても要領が悪い
       ⇒避けてきたことは、自分を「要領がいい」と評価すること⇒実行

    5. (問題) 絶対に解決できない問題に直面した
       ⇒避けてきたことは、問題を解決できない事実を受け入れ、未来を最善にする一手を考えること⇒実行

*1:余談だが、動物園にいるチンパンジーの一頭あたりの購入費は、800万~1200万円である。

*2:言い換えると、真剣に取り組んでいない問題において、効果は半減する。しかし、真剣に取り組んでいない問題は、もはや問題ではない。単なる執着である。

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