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自由なき人生など、惨めなものだ - Andrew Hamilton

重度難聴の私がセレクトした3曲+1曲

f:id:yRy:20160501220801j:plainphoto credit: Patzcuaro, Michoacán, Mexico via photopin (license)

意外に思われるかもしれないが、聴覚障害者も世間一般程度には音楽を聴く。カラオケが好きな聴覚障害者も多い。

とある難聴者は、アンプとイコライザーで音の周波数とボリュームを調整し、補聴器をつけずに音楽を楽しんでいる。また、とある聾唖者は、振動機能付きのヘッドホンで、音のリズムを楽しんでいる。

audio-technica 密閉型サラウンドワイヤレスヘッドホンシステム ブラック ATH-DWL700

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わたしは、エアーダイナミック式のヘッドホンで音楽を楽しんでいる。ヘッドホンの構造上、補聴器のハウリング(ピーピー音)が抑えられ、耳に負担をかけずに音楽を楽しめる。音漏れするため、室内でしか利用できない、壊れやすいのが玉にキズである。エアーダイナミック式のヘッドホンのなかでも、下記のヘッドホンは、イヤーパッドが大きい&軽いため、補聴器をつけたまま着用しても耳が物理的に痛くならず、気に入っている。(安いのも、壊れたときの買い替えハードルを下げるためGood。)

audio-technica エアーダイナミックシリーズ オープン型ヘッドホン ATH-TAD300

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音程が取れない聴覚障害者は、バックミュージックよりも、歌い方、歌詞内容で曲の好き嫌いを判断する傾向が強いように思う。(わたしも邦楽に限って言えば、歌詞で好き嫌いを判断するほうだ)

 

前書きが長くなった。以下、わたしがセレクトした曲をご紹介しよう。

※著作権の関係でご紹介できなかった曲を、下記Youtube再生リストにまとめた。難聴者でも、こんな曲を聴くのだなと参考にしていただけると嬉しい。(2017.2.3 更新)

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1.くるみ /  Mr.Children

 


Mr.Children「くるみ」Music Video

 

この曲は歌詞もさることながら、PVが素晴らしい。歌詞、音楽、動画、すべてが疲れた社会人の心にしみわたる。余談だが、中途失聴を題材にしたドラマ「オレンジディズ」の主題歌「Sign」の影響でミスチルを好んで聞くようになった聴覚障害者は多い。

 

 

2.EL DORADO / 聖飢魔Ⅱ

 


聖飢魔Ⅱ / EL DORADO

 

それなりに重い聴覚障害者に、 歌が上手さが分かる人はほとんどいない。わたしの場合、知人とカラオケに行くと、どの人の歌もCDと同じように聞こえ、感動しっぱなしだ。しかし、どれだけ重い聴覚障害者でも、本当に歌がうまい歌手は「別格だ」と聞きわけがつく。デーモン小暮は、わたしが「本当に歌が上手いと耳で分かる」数少ない一人だ。デーモン小暮が歌う「地上の星」「あの鐘を鳴らすのはあなた」、小柳ゆきとコラボした「愛情(2015ver)」は本当に素晴らしい。ぜひ検索して、聞いてみてほしい。

 

 

3.焼け野が原 / Cocco

 


Cocco - 焼け野が原 【VIDEO CLIP SHORT】

 

Coccoの歌が好きな人は多くない。「暗い」「病んでいる」と敬遠する人がほとんどだ。今の日本人はそこまで孤独でない、ということなのだろう。

一方で、わたしのまわりの聴覚障害者は暗く寂しい歌を好む場合が多い。この傾向は、聴覚障害者は外部から音情報が入ってこないため孤独感を感じやすく、また他者に相談するより自分一人で悩みがちな特性と関係していると分析している。

 

Coccoの紹介に戻ろう。Coccoはタモリが認める数少ない歌手であり、活動中止前のミュージックステーションで歌った「焼け野が原」は伝説化している。ミュージックステーションで丸々一曲放送されることはめったにない。にもかかわらず、Coccoの「焼け野が原」はノーカットで放送された、と言えば凄さがわかるだろうか。

独断と偏見によるCoccoのおすすめ曲は「ポロメリア」「流星群」「やわらかな傷跡」あたりだ。

 

 

P.S. 最後に

歴史上最も偉大な100組のアーティストである「AC/DC」のヴォーカリスト、ブライアン・ジョンソンが中途失聴を理由に引退。「お疲れさまでした」の意を込めて、ブライアン・ジョンソン加入後に生まれたAC/DCの名曲をご紹介する。
ブライアン・ジョンソン、AC/DC脱退は追放ではないかという批判に対する声明文全訳 (2016/04/20)| 洋楽 ニュース |

 


AC/DC - Back In Black

バック・イン・ブラック

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